三週間ほど前から、喉の調子が悪くなり、発熱はないものの全身に倦怠感を覚えたので、流行りの百日咳かなと勝手に診断しておりました。
その後、治まっていたので安心していたところ、二日前から就寝時に咳き込むようになり、ずっと痰が絡んだ状態が続くため、これはよろしくないとネット検索します。
う〜ん、どうやら気管支炎らしい。うつるようなものではないが、悪化することも。特に高齢者は。
でもねぇ、信用してませんからね、内科医のこと。
呼吸器のことは呼吸器に聞けとばかり、これもまたネット検索すると、気管支の専門家が地域にゴロゴロいました。
その中から、医療ジャーナリストのインタビュー記事が掲載されている四十代の医師を選択。当日予約もギリギリで間に合います。
問診票がくっ付いているのが今どきですね。支払いに関してもカード登録が採用されているのが新しい。
クリニックは人で溢れていました。他の内科よりも具合の悪そうな人が多い。年齢も不思議と若めです。あちこちでゴホゴホしていて緊張感があるのが普通の内科で見られない光景です。
四つの診察室に振り分けられるんですが、私は本命の四十代に当たりました。
これまでの症状を聴き取りつつ聴診器を当て、CT撮影→レントゲン→尿検査→喀痰採取→血液採取と続きます。
その結果、診断は気管支炎でなく肺炎であると、イラストを描きながら丁寧に説明してくれました。
入院の必要はないけど、投薬で様子を見ましょうと、飲み薬が7種、貼り薬が一つ、投与されています。
内科の医師の善し悪しは、患者の気持ちを慮る洞察力と語彙力、そして聴く力であると、改めて思いました。
それにしても、AmazonとUNIQLOとセブンのお陰で縮まった感のある田舎と都会ですが、教育と医療についてはどうにもならない壁を感じます。
自由に選べるってことが、都会の最大のストロングポイントなのであります。