都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

変わる当たり前

その昔、我が家では洋食がブームで、ナイフとフォークを使ってご飯を食べていました。

当時はフォークの背中にご飯を乗せるのが正式だと言われ、公の場で恥をかかないようにと練習させられていたものです。

そんなことをしているのは日本人(我が家?)だけだそうで、誰かが言い出したのを真似た、落語の演目『本膳』みたいな話。どっかで気が付いたんでしょうね。食べにくいし、こぼすし、止めました。今では、そうやって食べる方が恥ずかしい。

そういや、ありますよね、昔やってたけど、今やらないこと。

電話番号をタウンページに載せるのは普通のことだし、トイレは和式だけなので足腰が鍛えられました。旅行に行く時はカメラをぶら下げていて、電車は切符を買わないと乗れない。シートベルトなんてなかったし、タバコはどこでも吸えるのが普通です。運動中に水を飲んじゃいけないし、うさぎ跳びがあらゆる競技で導入されていました。

 

それで、野球はどうだろうと考えたところ…

①投手は先発完投するのが当たり前で、球数制限という概念はほとんどなかった

②勝利の方程式なんてのは比較的最近で、昔のストッパーは7回から投げていた

③球場が狭いので、とにかくホームランを打てることが重要で、外国人バッターが幅を利かせていた

④球速を計測する仕組みがなく、スピードボールの価値が低かった

⑤外野手の守備力が軽視されていて、二塁に走者がいればヒット一本で点が入るのが常識だった

⑥クイックモーションが徹底されておらず、盗塁成功率が高かった

⑦三塁への盗塁が、ほとんど見られなくなった

⑧審判への暴言・暴行、両軍入り乱れての乱闘が珍しくなく、退場者が多かった

予告先発がなかったので、当て馬と言われる偵察メンバーが起用されていた

コリジョンルール導入前は、ホームベース上で激突することが多く、捕手は頑丈さを求められていた

 

もっとあるのかもしれませんが…

解説者の中には、価値観が古いままの人も散見されるので、専門家だからと言って油断ならないのであります。