都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

鯉のアライ

ここのところ、タイガースに0対8と大敗したり、残塁の山を築いて3対4でオリックスに競り負けたりで、批判を浴びている新井采配ですが、自称カープファンのブログの多くは、チームが負けるたび、鬱憤ばらしのようにネチネチと結果論であげつらいます。まるで、中学や高校での集団によるイジメを見せられているようで、そんなに不快だったらファンをやめればいいのにと思うけど、イジメっ子たちはむしろ、近づいてちょっかいをかける。なんだか立花孝志がアホな有権者を煽っているような感じです。

相手チームだって、それぞれに必死だから、勝負は時の運だという要素が強い。そもそも全部勝つのは無理なので、時に無謀な盗塁を仕掛けたり、大げさに空振りしたり、甘いボールを投げたりと、エサを蒔くようなことだってするのが野球です。常に100点を求めるのは、駆け引きの現実を知らないからだと思うのであります。

私が新井監督を支持するのは方針にブレがないからです。選手のプライドを傷つけない、対話を繰り返す、不満を表情に出さない、守りを重視する、懲罰的な交替をさせない…現役時代、自分がやられてイヤだったことを糧にして、プロ野球選手会会長だった経験を充分に発揮していると思います。自分の親や子供が失敗した時、そんな風に考えるかのように。それが、監督が掲げる「チームは家族」というキーワードであり、そういうところがカープ最大の魅力なのであります。