NHKの『ドキュメント72時間』という番組で、多国籍の学生寮を取り上げていました。
舞台となっていたのは、大分県別府市の山間(やまあい)にある立命館アジア太平洋大学の広大な学生寮です。
聞いたことがある校名だなぁと調べてみたら、ビジネス書を何冊も出している元ライフネット生命社長の出口治明氏が学長を務めていた大学で、
『自分の頭で考える日本の論点』という本を当ブログで紹介したときに、プロフィールを眺めていました。
その名の通り京都の立命館大学の姉妹校で、24時間365日、常に世界を感じながら学べる環境だというのが謳い文句の大学です。
生徒の半数が外国人で、実に110ヶ国・地域から約3,000人の国際学生が在籍しているといいます。
授業での公用語は日本語と英語。徹底した言語教育を標榜しており、そこに魅力を感じている日本人の学生も少なくありません。何せ、キャンパスには、多言語が満ち溢れていますから。産業界からも注目を集めているようです。
番組で紹介された学生寮では、寝起きする半数が留学生で、半数が日本人。巨大なシェアハウスという感じで、ホテルみたいな個室が与えられているものの、キッチンや風呂場・洗濯機は共同使用であり、授業が終わるとラウンジに集まって、いろんな文化交流が行われるのが刺激的です。
それぞれの国の食事を振る舞い合うことで、相互理解が一気に深まっていく様子が伝わってきました。
こういう大学で学び、学生寮で暮らすのは、大きな財産となるでしょうね。どこかの国へ留学するよりも、一気に多くのことが学べ、国際センスが磨かれるように思います。QS世界大学ランキングでも、高く評価されているとのこと。納得です。