「神輿は軽くてパーがいい」と言ったのは、海部俊樹が総理になった時の小沢一郎(当時幹事長)だとされています。
まぁ、総理大臣という職務は激務だし、いろんな矢があちこちから飛んできますからね。そんなものになるよりも、お金を自由に差配できる幹事長の方がおいしい。その際の総理はコントロールしやすい方がいいといった意味のオフレコ発言が一人歩きしたんでしょう。
なるほど、ありそうな話です。
農業のメインテーマは、保護貿易を支持すること一点に集約されていて、それについては自民党はおろか、共産党に至っても異論がなかったため、数ある産業の中で最も閉ざされた世界でした。その結果、小規模兼業農家にこそメリットが大きい減反政策が打ち出され、グローバルスタンダードから程遠い、時代錯誤な政策がまかり通っていたのです。平均年齢69歳とされる高齢の従事者が、変えること、変わることに拒絶反応を持っていたことも、意見をコントロールしやすい背景となっていたと考えられます。
それだけに、改善ポイントがたくさんあったのです。
農林水産省には、2万人の職員がいて、若手の職員を中心としての改善案が聞くほどに集まってきます。
そこへ、絶妙なタイミングでの小泉進次郎の登場です。
昨年の総裁選では、経験よりも知識面での不安を指摘されておりましたが、今朝のワイドショー生出演で話しているのを聞いていたら、とにかく話がわかりやすい。考えてみれば、大衆だってそんなに賢い人ばかりじゃないので、あの程度の説明で充分なのだと認識を改めました。やっぱり、真似てるんでしょうね、親父さんソックリです。人を惹きつける力が異常なほど強い。
前にも書きましたが、AB型の政治家には人気者となる瞬間風速が吹きます。
橋本龍太郎・石原慎太郎・田中真紀子・塩川清十郎・アントニオ猪木・青島幸男・海江田万里・猪瀬直樹・細野豪志・山尾志桜里・萩生田光一・稲田朋美・上川陽子・岸田文雄…。
何だかいっときバーンと評価されて、その後ハシゴを外されるってケースが目立つとこ、引っ掛かりはします。
小泉進次郎もAB型。最初はグー(good)だったんだけどねぇ⁇