都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

再配達問題

信販売の有り難さを身に沁みて感じるのは、書籍購入についてです。

昔は書店に行かなければ買えませんでしたからね。事前の情報もほとんどなかったため、大型書店へ行って、平積みされた新刊本の表紙を片っ端から見つつ、ビビッときたものを鷲掴みして…。

今は100倍、便利になりました。その代わり、買い過ぎてしまうこともあって、Amazonの思う壺だったりもします。

こんなものが出てくると、街の本屋さんは生きていけません。大型書店も然り。万引きとも戦うだなんて、バカバカしくてやってられません。

 

ことほど左様に便利な通販ですが、翌日配達なんてのはやり過ぎだと思ってました。こっちはそんなに急いでねーよ。

書籍以外でも、一刻を争うような緊急性のあるものなんて、ほとんどない。

だけど、値引きがない代わりの最大限の誠意です。それがスピード命。そして、シワ寄せが配送業者へと向かいました。

何せAmazonはボリュームがありますからね。トランプが関税で脅すのと同じ感覚のビジネススタイルで、弱い者へ向かいます。

そして、品物にもよるけど、手渡しが基本だという商慣行が首を締め付けていきます。

4月の宅配便の住人不在による再配達率は約8.4%といいます。

そんな状況の中、国交省は「置き配」を標準として、手渡しに関しては追加料金がかかるという仕組みを検討しているんだそうです。

なるほど。

私の場合、ずっと前から置き配可能としていて、再配達となったケースはほとんどありません。戸建てで、門扉から玄関までの距離がちょっとだけあることと、宅配のメインが書籍ですからね。盗難リスクを考えたことがない。なったらなったです。

だから、追加料金システム導入は大賛成です。翌日配達だって、やめた方がいいと思ってます。ゴミ出しみたいに地域ごとに配送日を決めると、さらに効率化されるんじゃないですかね。
配達員の人手不足は、少子化の副作用で、今後さらに深刻化すると思います。かと言って、外国人に任せるには、運転免許証の問題がありますしね。

本当は、定年後の60代の人たちを積極採用するのも解決への道でありましょう。国は、こういうところへ補助するのが、正しい税金の使い方だと思うのであります。