「麗」という漢字は、大原麗子という女優さんの名前で初めて知りました。その後、こち亀の女性巡査で、記憶のダメ押しを。
これは、中学校で習う教育漢字だそうです。鹿のフル装備みたいなとこが、気に入っています。
訓読みでは、「麗(うるわ)しい」とか「麗(うら)らか」など。使ったことはありません。
今日の一冊は今野敏の東京湾臨海署安積班シリーズから『秋麗(しゅうれい)』(ハルキ文庫)。
秋麗は俳句では秋の季語で、秋晴れのよく晴れた日の、のどかで麗らかな様子を指す言葉だそうです。
ネット検索すると、「モーニング娘。」の「秋麗(あきうらら)」が出てきます。全く知りません。
物語は、特殊詐欺の出し子として逮捕歴のある男の死体が発見されたところから始まります。
安積班シリーズがテレビドラマで扱われているそのものなので当然とはいえ、映像に馴染みやすい文章の分かりやすさとテンポ感が素晴らしい。
368ページをたちまちの一気読みでした。詐欺を題材にした小説は、普段から読んでおいた方がいいですよ。オススメします。
【テーマ】タイトル・時代性・学習性 17点
【文章技巧】読みやすさ・バランス 19点
【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 19点
【構成】つかみ・意外性・スピード感 18点
【読後感】爽快感・オススメ度 19点
【合計】92点