2017年にノーベル経済学賞を受賞したアメリカのリチャード・セイラー教授は、人々が自発的により良い選択をできるように、強制や経済的なインセンティブを使わずに、そっと後押しするようなアプローチを行う『ナッジ理論』を提唱しました。
身近な例としては「レジ待ちの並び位置に貼られた足跡のステッカー」や「トイレの『いつも綺麗に使っていただいてありがとうございます』という貼り紙」などが挙げられます。人々に対して、ある行動に強制するのではなく、選択肢の提示方法や環境を工夫することで、より良い選択を自然に選んでもらうことを目指すというのが今風です。
外国人の排外主義については、三つのの側面があります。
一つは、ツーリストに関わること。もう一つは、労働者としての移民。そして、留学生です。
今日はツーリストについて。
スゴい勢いで、観光目的で来日する外国人が増加しています。それは何と言っても円安の影響が大きい訳ですが、そのために従来多数を占めていたアッパーミドルよりもワンランク下の層が増えたため、全体的にマナーの低下が見逃せなくなってきました。
通勤時間帯に大勢ででっかいスーツケース等を持ち込んだり、深夜に大声で歌いながら酒瓶をあおる。ゴミなんかも平気でポイ捨てです。
そういうのを見るにつけ、嫌悪感情が蓄積されていくのですが、それって日本人の若者もやっていることです。つまり、若気の至りってこと。
外国人が目立つのは、数が多くなってきて、比率が逆転してるってのも考えられるわけです。
その中で、ゴミの話。
オウムの事件以降、特に東京ではそこらじゅうからゴミ箱がなくなりました。
初めは戸惑いがあったものの、そのうちに慣れて、ゴミは持ち帰るという文化が定着したように思います。
だけど、ツーリストはどうでしょう? 家に帰るわけじゃないので、ゴミはゴミです。ほーんと邪魔なゴミ。困りますよね。捨てるなと言われても難儀な話。
そこで『ナッジ理論』の登場です。公共交通機関の駅や観光地にはゴミ箱を置くべきではないでしょうか?
そもそもは、日本じゅう、どこへ行ってもキレイな街並みですからね。わざわざ汚そうと思う人は少数派です。日本人と変わらない。
インバウンド消費で潤うのは自治体も同じなのだから、そこのとこにお金をかけてもバチは当たらないと思うんです。
政府の広報としては、マナージャパンとしてゴミ問題への呼びかけを行うべきだと考えました。