NHKプラスで見つけたのが2008年に放送されたドラマの再放送『帽子』です。
これは、終戦直前の原爆を母胎内で被曝するという「胎内被爆者」をテーマとした作品で、今の時期に合わせて創り込まれたものです。
それほど、スゴいことが起こることもなく、淡々と進んでいくストーリーですが、ビックリさせられたのは田中裕子でした。
どちらかというと、不幸顔で、何か重いものを背負って生きていくような役柄が多いと思いますが、このドラマでの迫真の演技は、年齢を感じさせない素晴らしさで、少女のような可憐さや恥じらいを存分に発散しておりました。さすがは、ジュリーの奥方です。
もちろん、主役である緒形拳の老練ぶりがあってのもの。この撮影後、間もなく亡くなっておりますが、このときが71歳ですと。68歳の私とほとんど変わらない割には、くたびれた感じがダダ漏れでした。癌の末期だったらしい。なんだかなぁ。
NHKプラスでは、9日まで視聴可能です。オススメします。