都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ベンチの足

私は、あらゆるクリエーター、つまりモノを創り出す人を尊敬しています。

作家であったり、作曲家であったり、画家であったり。

お笑い芸人も、台本を書いている人はエラいと思う。

広告関連の仕事には、憧れを持っておりました。コピーライターの糸井重里は神です。

その中で、異色の存在が佐藤雅彦です。

電通に勤務していた時は、CMプランナーとして湖池屋の『スコーン』『ポリンキー』『ドンタコス』、NECの『バザールでござーる』などのヒットCMを手掛けました。テレビCMから派生するキャラクターのマーチャンダイジングにおいても先取りしていて、時代の寵児として脚光を浴びています。

退社後は、活動の幅を大きく広げます。NHKの『おかあさんといっしょ』で放送された『だんご3兄弟』の作詞を行い社会現象になるほど爆発的な人気を収めたのも記憶に新しいところ。そして、『ピタゴラスイッチ』の監修を担当しました。東大教育学部では、数学教育を専攻していたこともあって、理系を語れるクリエイターという強みを最大に活かしています。

 

その彼が書いた『ベンチの足』(暮しの手帖社)を読みました。

うっ、難しい。やっぱ理系の人なんだと思わせる論理の展開で、養老孟司の本に接した時と似た感覚になります。大筋で言わんとしていることは理解できるけど、細部まで説明してくれないから、時々置いていかれました。質問の時間が欲しいところです。

いやいや、総じて感じたことは、普段から同じものを見ているハズなのに、超一流にはベンチの足に意識が飛ぶんだということでした。まさに、ボーッと生きてたら分からないという話。ピタゴラスイッチねぇ。納得です。