以前から不思議に思っていたのは、自民党と公明党の連立政権です。
比例は公明党との呼びかけが、どうしてなのかよくわからなかったのですが、そのカギは長年にわたりポストを独占してきた国土交通省にあったと、最近ようやく知りました。
国交省は、年間に七兆円を超える予算差配の実権を握っていて、それが地方選挙における票に繋がっていたらしいんです。
公共工事を左右する政治的な配慮ということ。
産業があまり発展していない田舎では、土木関連に携わる人口が驚くほど多く、政治の中身なんか関係なく、寄らば大樹の陰という仕組みになっているようです。
自民党は、それにくっつくことで、各選挙区で自動的に二万票が取れるというため、面従腹背みたいな関係性も続いてきたという図式です。
これが、このたびの熟年離婚。
毒饅頭にしか見えない萩生田幹事長代行ってのは、どうあっても飲めませんでした。
それは、他党も同じです。ここでそれを認めたとあっては、世間に顔向けができません。なんか、急に正義が通るようになってきた。
高市新総裁は、玉木財務大臣を認めない限り、どことも連立を組むことはできないでしょう。麻生副総裁が認めるわけないけど。
それって、終わりの始まりです。
あちこちに分裂の旗が上がる。
まぁ、百万人程度の党員しかいない現実の中で運営を続けていくこと自体、無理ですね。
唯一、『チームみらい』に期待しています。
