NHKのドキュメンタリーシリーズに未解決事件の特集があって、その中で「帝銀事件」が取り上げられていました。
まぁ、どう考えても犯人とされた平沢貞通氏が冤罪であったことは間違いなく、怖い話だと驚いています。
事件の影にあったのが、旧陸軍の731部隊の存在であり、そこにGHQが絡んでいて、すげえなぁなのであります。
この事件の中で、最初の取り調べで平沢氏が自供したのは何故かということですが、そこに『コルサコフ症候群』という言葉が出てきます。
それは、記銘力障害、失見当識、作話を中心とする健忘症候群の総称で、アルコール中毒やビタミンB1(チアミン)欠乏によって生じるウェルニッケ脳症において、典型的な病態が見られるものなんだそうです。
普通に考えれば、やってもいないことをやったように話すなんて考えられませんが、魔が刺すとでもいうことなんでしょうか?
取り調べの密室空間では、想像を絶するようなことが行われていたんでしょうね、昔は。
『コルサコフ症候群』怖いですね。