野次馬とは、自分には無関係なことに関して興味本位で騒ぎ立てたり、人に便乗して面白半分で口を出したりする人のことです。
語源については諸説あるものの、集団で行動する馬の中で、老いた馬(親父馬)は体力や権力がなくなり、人間にとって利用価値が低いものとなってしまうことから、野次馬というようになったのが有力とされています。
そこから派生して、人に対して大声でからかいや非難の言葉を浴びせることを「野次を飛ばす」という表現が生まれました。決して良い意味ではありません。
高市新総理の所信表明演説において、冒頭から大声でヤジを飛ばし続け、妨害する行為がニュースで流されました。
SNSでは、その議員が特定され、ボコボコにされています。そりゃあそうですよ。いくらなんでも限度というものがあります。
おそらくは次の選挙で洗礼を受けることになるでしょう。
その上をやっちまったのが田原総一郎です。
10月19日放送のBS朝日『激論!クロスファイア』で高市早苗首相が選択的夫婦別姓に否定的だという話題になり、辻元清美と福島瑞穂両が首相の政治姿勢を批判したのに対し、田原総一郎が「あんなやつは死んでしまえ、と言えばいい」と発言したのです。後日、田原の事務所は「発言は高市氏への批判ではなく、野党はしっかりしろという怒りの意味合いだったが、乱暴な言葉になった」と弁明していますが後の祭り。視聴者の少ない番組でのこととはいえ、ネット民の餌食となり、炎上が収まりません。完全レッドカードで、番組は打ち切りとなりました。
開いた肛門が塞がらないのであります。