佐藤二朗という役者は、大変失礼ながら三波伸介以来の泥棒顔で、ホームレス役を苦もなくこなします。
理由は、圧倒的な歯並びの悪さで、お金持ちにこういう顔相の人は皆無であると気付かされました。
明石家さんまの運転手であったジミーちゃんの顔に似ています。今も絵を描いているんでしょうか?
『このミステリーはすごい!2023年版』でランキング1位となった呉勝浩の小説『爆弾』が映画化され、評判になっていたので、観てきました。
いやぁ、これはやられました。小説でイメージしにくかったところが見事に補われています。
そして、何と言っても佐藤二朗の演技力。役柄にぴったりハマっていました。惜しみなく「どこの馬の骨感」の全開です。
小説の映画化の多くは、映画の分が悪いんだけど、『爆弾』については映画の勝ちでありました。