多分『あの本、読みました?』で紹介されたからだと思うんだけど、世界最高峰のミステリー文学賞である『ダガー賞』を受賞したとの文句に釣られて『ババヤガの夜』(王谷晶著・河出文庫)を購読しました。
割と苦手なバイオレンスもので、主人公は暴力を趣味とする南海キャンディーズの静ちゃんみたいな女性。いや、なんで苦手かというと、将棋部の私にはイメージできないんです。格闘シーンが。しかも女性がってところ。膨らんでいきません。
小説で描かれる多くの女性は、容姿淡麗なんです。だけど、いざとなると、スゴい動きをする。真木よう子みたいな感じ。それが、全面否定されて、暗がりでは男性にしか見えないって話だと、なんだか乗れない。スイマセン。
ババヤガっていうのは、スラヴ民話に登場する魔女で、森に住み、鶏の足の上に建つ小屋に棲んでいるんだそうで、人を襲って食べたりする恐ろしい存在しているものの、時として人を助けることもあるといういわれのある存在。ロシアの作曲家ムソルグスキーの『展覧会の絵』に登場する「バーバ・ヤーガの小屋」として知る人ぞ知る、知らない人はチンプンカンプンな物体です。
蓼食う虫も好き好きとでも言いますか、これは評価が分かれる作品だと思うのであります。私はあんまり。ダガー賞ねぇ。
【テーマ】タイトル・時代性・学習性 17点
【文章技巧】読みやすさ・バランス 15点
【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 15点
【構成】つかみ・意外性・スピード感 16点
【読後感】爽快感・オススメ度 15点
【合計】78点