尊敬している人は沢山いるんだけど、そのうちの一人が糸井重里師です。
師と呼んでいるのは、昔、週刊文春誌に『萬流コピー塾』というコーナーがあって、そこに毎週のようにハガキを送り続け、5ポイントをクリアして弟子トレーナーを頂いたことに因ります。一応、弟子として誌面に載ったので、糸井重里は師匠筋に当たるのです。
だから、今でも『ほぼ日』のサイトを時々チェックしているし、毎年手帳も購入しています。
で、このたび師匠が強く薦めている『さみしい夜のページをめくれ』(古賀史健著・ポプラ社)を内容も確認せずに購入しました。
帯はこんな感じです。
糸井重里 推薦
「こんな本があったらよかったのに。
こんな大人に会いたかったのに。
それをまず作者たちは思ったわけだ。
そして、ほんとうに書いて作った。
すべてのこどもと、すべてのおとな。
すべての読者と、すべての作者。
すべての遊びと、すべての学び。
ぜんぶを満足させる
テーマパークのような本が、ここにあるよ」
読み始めは突飛すぎてビックリしました。
メルヘン調の童話チック。これはやっちまったかなと思ったのですが、我慢して読み進めていくと、道徳的な教育本だというのが分かりました。
人は勉強が嫌いなんじゃなくて、何のためにやっているのかを何の説明もなくやらされているのがイヤだという話、まずグサリと刺さります。
本や芸術はがんじがらめの日常から自分を解き放つためにあるんだ。思いっきり心を動かす。心の運動場としてね。これもなかなか。
同じ本を二回読めというのも斬新でした。読み落とした言葉にマイクを突き付けて立体的に解釈を拡げるんだと。なるほど、二度読みね。
勉強とは、覚えることじゃなくて、自分を耕すことだというのも素晴らしい。
この本、子供に是非読んでもらいたい珠玉の一冊だと思うのであります。