プロ野球ファンの私は、それにまつわるエピソードが大好物です。
今日は、『痛快!プロ野球人語録』(近藤唯之著・王様文庫)から珠玉の言葉を集めました。
「球種、スピード、コースに一切関係なく、ただストライクを投げればいいと言うことなら、100球投げて100球全部ストライクですね」(稲尾和久)
「ボールが速かろうが遅かろうが、途中でどんなに変化しようが関係なく、ギリギリの限界まで待つ。それからバットを一直線に叩きつけ、シンでとらえる。ギリギリまで引きつけシンでたたく。これが打撃の極意と言うものだ」(川上哲治)
「バットは材木でできている。しかし、打者が精魂込めれば、材木ではなくて体の一部になる。そのかわり、執念がなければ燃えやすい丸太ん棒だ」(王貞治)
「私が一番嫌いなのは、見逃し三振です。同じ三振でも空振り三振しなくては。しかも空振り三振でも、ピカリと光るものをファンに見せなくてはプロではありません」(長嶋茂雄)
「右打者の外角ギリギリのタテの線がキラキラと光ります。タテ線に空気が光るんですよ。そのキラキラ線を尺度として、ストライクボールを内側に入れたり外したりしています」(江夏豊)
「いいか大杉、月に向かって打て!」(飯田滋弥)
「私が全打席を通じていつも考えていることは、ただ一つ。投手を標的にして打球を打ち返す。それ以外は考えていませんよ」(落合博満)
「いつも遊撃手として頭の中に叩き込んでおいた一点があります。それは捕球したグラフの中のボールをいかにして素早く、いかにして早く右手に移すかと言うことです。遊撃手は一塁から一番遠いポジションですから」(吉田義男)
「盗塁は目で稼ぐもの、目でするものですよ。まず盗塁は投手の癖を盗むところから始まる。あるとき、神部投手の癖がどうしても盗めない。スコアラーに頼んで神部のセットポジションを16ミリで撮影してもらい、200回ぐらい見ていたら癖を発見しました。打者に投球するとき、軸足の左膝が5ミリぐらい曲がるんです。それから神部をカモにしましたね」(福本豊)
「野球というものは、右耳と左耳との中間でするものだ」(ブレイザー)
「投手は勝負するとき、一直線に捕手しか見ない。つまり、投手の視覚は0度です。捕手は投手にサインを出す直前、左翼線から右翼線まで視線を走らす。つまり、視覚は90度です。投手はテングでわがまま者と決まっているんですよ。何しろ視覚0度なんですから」(野村克也)
「おれがルールブックだ」(二出川延明)
「リリーフ投手がブルペンからマウンドに歩くとき、相手打者は必ず歩き方、態度、表情、目の動き、グラブの持ち方、どんな些細な事でも見落とすまいと観察する。ちょっとでも表情の中に不安感や恐怖心を発見すると、かさにかかって押してくるものです」(杉下茂)
「勝つ極意があるとすれば、それは試合が終わった後の生活時間をどうするかだ」(広岡達朗)
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(野村克也)
「ボールが止まって見えた」(川上哲治)
こういうの、選手たちは読んでいるのかなぁ?