サッカーやラグビーの国際試合では、必ず第三国の審判が笛を吹くようになっています。
そりゃそうですよね。当事国だと贔屓する気持ちが入るし、仮に公平にやっていたとしても、世間はそういう風に考えません。
だけど、ボクシングなんか、平気でチャンピオンと同じ国の人を揃えたりします。ホームタウンデジションという言葉が普通に使われる。最近の試合は知らないけど、昔はそうでした。
ウインタースポーツの採点競技では、5人程度の審判がそれぞれ別の国の人で構成されるとはいえ、国によって出場選手と被ることがあります。なので、最高点と最低点を外して残りの3ヶ国のジャッジの合計点で審査するみたいなことをやってます。
大勢のパフォーマンスを審査して、順位を決めるというのは、なかなか大変なことです。
島田紳助と松本人志が審査から外れた『M1グランプリ』は、審査員の成り手が見つからず、苦労しています。責任重大ですし、ネット民が審査員の審査をするってのも大きい。ベテラン審査員にいくら実績があったとしても、現役の芸人が芸人の審査をするに際し、そうそう厳しいことが言えなかったりします。パワハラっぽい言葉に敏感なご時世ですからね。
そこで、各々の責任が薄まるようにと、審査員が9人に膨れ上がりました。維新の会がクレームを入れそうですけど、まだまだ増えるのかもしれません。
だけど、お笑い芸人の大半は、吉本興業所属ですから、審査員もそればっかしになってしまう。平家にあらずんば人にあらずです。そこに、先輩後輩の人間関係もあるでしょう。という中で、人事考課の中身を世間に晒す作業は、覚悟がないとほ〜んと難しい。
フジテレビが同じ時期に漫才番組をやっていて、ご意見番としてビートたけしを起用し、ざっくりしたコメントにとどめているのは、順位をつけてはいけない小学校の運動会みたいな発想で、時代の要請かもしれません。紅白歌合戦も、勝敗を気にしなくなっています。
とは言え、どうしても競技性を維持するのであれば、カラオケみたいに機械が判定させるんでしょうね。いやいや、機械が絶対正しいと思い込むってのもなんだかなぁであります。