今年のブログを振り返りながら、改めて学んだことをまとめてみました。
〈1月〉
・ テレビ東京は、毎週土曜日のゴールデンタイムに『寅さんシリーズ』と『釣りバカシリーズ』をぐるぐる回していて、孤独のグルメと合わせ、『かつや』のサービス券みたいに無限ループ戦術をとっている。世の中には、マンネリに安心する人が結構な割合でいるという気付きがあるらしく、そういう人たちは案外、箱根駅伝の視聴者層と重なっているかもしれない。
・日本人の多くは長い文章が読めなくなって、識字能力が低下している。
・最近のコールセンターの苦情受付者は本当にレベルが高くなっている。感情のコントロールがスゴい。おそらくはノウハウの蓄積で、マニュアルが充実したところが大きいのだろうが、心理学的なアプローチもこの業務でマストなのかもしれない。こういう手法が詐欺電話のジャンルにも活かされていくのだと思われる。
・ 中居正広という人が50を過ぎているのに、どうして中居くんと呼ばれているかが不思議だったが、仲居さんだと意味が変わってしまうということに最近気が付いた。
・テレビ局で未だに男尊女卑が罷り通るのは、現場仕事の中身が体力勝負に準じており、警察や自衛隊組織なんかと似たような部分があるんだと思う。だけど、職場の中で気に入った娘がいた場合、どうやってアプローチするのが正解なのか?クビを覚悟で告白だなんて、少子化は止まらないのだ。
〈2月〉
・今回のフジテレビの爆発は、テレビ広告なんかなくても何も変わらないという社会実験になってしまった。だから、民放各局も多かれ少なかれ、その波を受けるであろう。そして、大手広告代理店の衰退が必至。そこには、大手芸能事務所の事件も絡んでいるのだから。テレビ局におけるカリスマ経営者の長期支配が否定され、オールドメディアの力が一気に削がれていくのは間違いない。ただ思うのは、クリエイティブの世界に一般企業と同じような常識が持ち込まれると、それはそれでみんながNHKっぽくなってしまう。う〜ん、楽しくないからテレビじゃないとも言える。石破さんは楽しいニッポンだと言っていたけど。
・ニッポン放送の多くの番組では、還暦を超えるような高齢のパーソナリティが揃っている。高田文夫、辛坊治郎、三宅裕司、上柳昌彦、笑福亭鶴光、高嶋秀武、加藤諦三、徳光和夫…みんなオジイさん。57歳の伊集院光が若いと思えるぐらい、枯れた人ばかりだ。それは、昼間のリスナーが高齢者だらけだから。行動的でないこの層は、意外とお金を持っているので、通信販売が有効だというのも間違いない。平気で100万円以上の商品を紹介しているのも面白い。通販で金の延べ棒が売れるとはビックリだ。
・免許返納に応じない超高齢ドライバーの中には、認知症の人も混ざっている。
・大学に入らないといい会社に就職できないからとFラン私大に入るやつに、私学助成金が税金から支払われるのは問題である(ホリエモン)。
〈3月〉
・ 男性が一つのことに集中するのが得意なのに対し、女性は右脳と左脳を結ぶ脳梁という橋みたいなものが、男性よりもはるかに大きいことによって、右脳と左脳の情報交換が頻繁で、脳全体を働かせる傾向がある。将棋が一極集中、理詰めの作業であるのに対し、囲碁は広い盤面を使って視野を広く持ち、同時に将来的な立体感覚を持って見ないといけない。女性は右脳と左脳の両方を使って幅広く考えるのが得意だから、将棋よりも囲碁に向いているのだ。
・人工知能が感情を持ったとき怖いのは、一途でブレないところである。存在がストーカーっぽくなってしまうのは何ともキツい。人間の良さは、妥協できるところなのである。
・教育における最重要課題は、11年連続で増加している34万人の不登校児童生徒だ。高校授業料無償化ではない。政治が行うべきは、 少し困っている人にちょっとだけ支援するのではなく、スゴい悩みを抱えている人を減らす努力をするべきである。
・好きな所を発見しあうのが恋愛、嫌いな所を見つけ合うのが結婚(映画『ファーストキス』より)
〈4月〉
・何かの意見を求められた時、最初に手を挙げるよりも、二番手以下で待機している方が、得なことが多い。
・ 健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して活用する能力をヘルスリテラシーと言う。自分の身体について考え、沢山の健康情報の中から適切な情報を見極めて使いこなす力を向上させることが、病気の予防や健康寿命の延伸につながるのだ。医者任せじゃダメ。
・ 思いがけないことを発見する能力をセレンディピティと言う。文系の学問では、本を風の如く読むのが良い(外山滋比古)。
〈5月〉
・お笑いで「あるあるネタ」が成立しているのは日本の国が独特で、よその国ではあまり見られないジャンルである。それは、日本語ほど国籍と使用者が一致する言語が珍しいからであり、同質の人間が言葉のみならず、文化や生活について、共通の認識を持っていることによる。海外では、笑わせる相手の人種や社会階層によって、話が変わってくるらしい。そんなこと普段は意識していないが、同一の民族が同じ言語のみを使って生活しているのは、他国から見て非常に不思議なのだ。外国人との関わりが少ないことで、排他的な考えの人が多いのは残念なことである。
・ホテルの価格や航空券など、同じものなのに違う値段が存在することを一物多価と言う。定価で買うのがバカらしくなるものの、どれが最善かは見えにくい。それは、情報資源の差によるところが大きく、特に高齢者が取り残されている。知らないと損するのは当たり前なんだけど、情弱な高齢者は自分からすがるようにお得っぽい話を求め、あっさりと騙されていくのである。
・パンダが人気者なのは赤ちゃんみたいに頭が大きいからだ。それをベビースキーマと言う。
・米を買ったことがないと言って顰蹙を買った大臣がいたが、国民が引いたのはそれが食品庫に売るほどあると言ったからだ。食品庫って⁉︎
・闇バイトが後を絶たないのは、募集広告を読み取る国語力がない人が多いためである。
〈6月〉
・最近の若者が電話を怖れるのは、学校教育における正解主義が行き過ぎた結果、間違えることがとんでもなく恥ずかしいことと捉え、周囲の眼を極端に気にするのが根底にあるようだ。上司に叱責されるよりも、同僚の視線の方が怖いのは、イジメを遠くから見ていた経験に基づくのかもしれない。
・ 赤ちゃんが産まれて30ヶ月もすると人間らしくなるのは、言葉を覚えるからだ。言葉こそ心を育てる栄養である。言葉による刺激が少なくなると心の老化が始まる。老化の防止は心へのお化粧、新しい言葉を覚えようとする気持ちなのである。
(後半へ続く)