〈7月〉
・今どきの小学生が使う鉛筆は、2Bが主流だ。HBではない。なぜかと言うと、筆圧が低下しているからだ。蛇口をひねったり、瓶の蓋を開けたり、ボタンを押すなどといった動作が、手を使わずに済むようになり、指先の細かい動きを司る筋肉の発達が不十分なため、筆圧をコントロールするのが難しくなっているということらしい。
・家にテレビを置いてない若者が増加している。フジテレビ問題以後、その存在が危ぶまれているテレビ局だが、モラルのことよりもコンテンツの面白み自体に傷があるってとこに自覚がないと、ますます泥沼にハマっていくと思う。
・ネットどころかテレビもない時代に歌舞伎が大衆演芸というジャンルを捻り出したってところ、驚かざるを得ない。創作ストーリーに音楽と踊りを加える。そして、それを理解する人がいたということ。どうやって告知したのかも含め、興味は尽きない(映画『国宝』を観て)。
・山中湖にある郵便局のポストは、赤でなくて黒だ。それは、山梨県の景観条例で新規の建造物に対し、制限がかかっているとのこと。最近、観光地でお洒落な背景にはそんな事情もある。
〈8月〉
・ 三井住友銀行が、中島達社長の発言を学習させた生成AIを導入した。 国内行員約3万人が業務上の相談などで活用し、AIの全社的な浸透を図るというつもりなんだと言う。将来的には、銀行員の知見やスキルを取り込んだ「AI上司」も登場させるらしい。
・ 女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである(芥川龍之介『侏儒の言葉』より)。
・ ユーザーを意図的に誤解させたり、不利益な選択をさせたりするよう設計されたウェブサイトをダークパターンと言う。こうなると、誰が敵か味方か分からない。
〈9月〉
・ 鹿は牛と同じで胃袋が四つある反芻動物だ。そして、反芻しているときは、身体を横にして寝ると四つの胃袋の順路どおりにいきにくいので、立ち上がった状態で居続けなければならない。そのために、睡眠時間が極めて短い。常に食べている人生、そんなことだから、文化的な進化が難しくなるのだ。
・経済産業省の調べによれば、2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%まで上昇しており、PayPayなどのコード決済の伸びが顕著だという。若い世代ではそれが当たり前で、ATMに並ぶなんて恥ずかしいと思うようだ。
・外国人からすると、平仮名の「い」「に」「ふ」のように、一つの文字に空間が生じているのに違和感があるらしい。アルファベットの26字は、全て繋がっているのだから。
・小泉進次郎の最終学歴は、コロンビア大学大学院政治学部修了となっているけど、総理大臣になったりしたら、いろんな人が特別な興味を持つような気がしている。
〈10月〉
・宗教も科学も単一の原理だけを信奉し、それに反論する者を弾圧する。そういう一神教こそが、世の中を歪ませる。
・ 現役のサラリーマンは、言葉にめちゃくちゃ敏感になっている。まるで、失言に気をつけるアナウンサーみたいだ。そのせいか、ブログとかフェイスブックとかの勢いは衰えている。マイナスの材料を極力控えるのが、エリートの心構えらしい。
〈11月〉
・ 労働現場では、賃金が上がらない状況の中で、残業したいと思っている人が大勢いるのが現実だ。本当は働いているのに、申告しないでいる、いわゆるサービス残業が当たり前になっている。その結果、副業を認める流れとなっているが、その方がよっぽどおかしい。業種によって、上限の時間は変えるべきである。そうしないと、地方の人手不足はどうにもならない。
・ 読書は、自分の頭でなく他人の頭で考えるのと同じである(ショーペンハウアー)。
・デパートが生き残りをかけて、自分へのお歳暮を推奨している。 バレンタインの自分チョコみたいな発想で、自分自身に向けたご褒美として、少し贅沢な品物を買ってもらおうとのアイデアだ。
・浮気相手は妻より10歳以上の年下を選ぶのがマナーだ(嵐山光三郎)。
〈12月〉
・OTC類似薬とは、市販薬と同じ成分や類似した薬効を持つクスリのことである。病院から処方されると医療保険が適用されるために、患者の負担額が軽減される一方で、多くの国民は軽微な症状でも医療機関を受診するので、社会保険料の負担増加を招いている。日本維新の会は、軽い病状であれば、最初から町の薬局へ行けと主張しているが、これに医師会という壁が立ちはだかっている。その後ろ盾である自民党とどうやって折り合いをつけるかが見ものだ。
・麻雀が頭脳戦である以上、若い人の方が当たり前に有利である。ところが、年をとるほど、そのことに気が付かないのが面白い。ギャンブルは、勝った記憶しか残らないから止められないのである。
・贈り物をするコツは、相手の喜んだ顔を想像することにある。
・下りのエスカレーターは、老人専用としてもらいたい。若い人は歩くべきだ。