刑事訴訟法が2010年4月27日に改正、即日施行され、殺人など最も重い量刑が死刑に当たる事件の時効が廃止されました。この日から、時効を迎えていなかった1995年4月28日以降に発生した事件について、捜査に「時間の制限」がなくなっています。300件以上あるそうです。
実際には、未解決事件はぐーんと減っているとも言われています。そこらじゅうに防犯カメラが設置されたことや、DNA型鑑定などの捜査技術の向上が影響しているからです。いいことです。
『百年の時効』(伏尾美紀著・幻冬舎)は、1974年の未解決一家惨殺事件を事件に関わった刑事たちの執念と、現代の科学捜査技術を駆使して50年越しに真相を追う警察小説です。50年かけての捜査でスケールが大きな話ではありますが、登場人物が多いため、なかなか整理がつかず、人間関係がゴチャゴチャして混乱してしまいました。
こういう展開の小説は、相関図が用意されているとありがたいんだけど、そのことが謎解きに関与しているので、ダメですかねぇ?
複雑な話だとついていけない自分がちょっと情けない。ブックレビューでの評価は結構高いようです。
【テーマ】タイトル・時代性・学習性 18点
【文章技巧】読みやすさ・バランス 15点
【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 16点
【構成】つかみ・意外性・スピード感 16点
【読後感】爽快感・オススメ度 16点
【合計】81点