今どきは、息子のふりなどで老人を騙し、受け子を使って現金を受け取るような振り込め詐欺は流行らないそうです。
いろいろ知れ渡って、ATMなどに監視の目が光っているのもあるし、時間の経過とともに被害者が冷静になっていくからです。
だから、高齢の金持ちの家に押し込み強盗をかける乱暴な手口が主流になりつつあります。
そのきっかけとなるのが、高価買取業者が持っているリストです。我が家にも週一の頻度で折り込みチラシが放り込まれて来ますが、そこには見積もりだけでも構わないだなんて書かれています。何かが成約しなくてもいい。情報を集めることで、それを買ってくれる上部団体の詐欺業者がいるからです。
我が家には、数年前に逝去した母親の着物が、桐ダンスにいっぱいあるし、何より邪魔なのがグランドピアノ。こういうの、待ってるみたいです、詐欺の人たち。
まぁ、聞いたことがないような業者はともかくも、イッコーさんやサンドイッチマン、あるいは鈴木福が宣伝しているようなところは大丈夫なんでしょうか? う〜ん、選ぶならサンドイッチマンですかねぇ。だけど、やっぱりどこも怪しい。本体が直接関与せずとも、リストの横流しはありそうな話です。人を見たら泥棒と思え。
そもそも、高価買取業者って誰が決めたカテゴリーなんでしょう? そういうCMを垂れ流すテレビもグルだと思うのであります。
『警官の酒場』(佐々木譲著・角川春樹事務所)は、そういう話をテーマとした犯罪教書です。
いやぁ、勉強になりました。気分はあまりよくありません。
【テーマ】タイトル・時代性・学習性 16点
【文章技巧】読みやすさ・バランス 17点
【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 18点
【構成】つかみ・意外性・スピード感 20点
【読後感】爽快感・オススメ度 17点
【合計】88点