都会のネズミと田舎のネズミ

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誰が国語力を殺すのか(2023/2/16分再掲載)

その昔、『ヘキサゴン』というクイズ番組に大橋巨泉が出演して、お馬鹿タレントたちが繰り出す珍回答の数々に呆気に取られている姿を見て、MCである島田紳助が「巨泉さんは、賢い人ばかりと付き合っているから、アホの気持ちがわからんのですよ」と言った言葉が、あまりに的を射ていて思わず膝を打ったものでした。

 

首都圏の中学進学事情は、子供本人がちょっと賢くて、親の財布状況に余裕がある場合、私立へ行かせようとします。いっとき、公立中学が荒れた時期にイジメが際立ってきたこともあって、そのような風潮が生まれたのです。私立には暴走した生徒に蓋をする、退学という切り札がありますからね。

公立中学では、中間層がガクッと抜け落ちたため、できる子とそうでない子との差が大きく広がりました。そして、生徒同士で話し合う、つまりコミュニケーションを取り合う力が弱くなったのです。それは、国語力の差が大きいからと言われています。それなのに、学校では教科としての国語の時間割が減らされました。その結果、同じクラスの中で、言葉が通じないことが起きている。

このことには、デジタルツールが生活に入ってきて、リアルな会話が減り、ソーシャルスキルが低下したっていうのもあるでしょう。

 

本日、区役所にマイナンバーカードの受け取りに行ったので、待ち時間に耳を澄ませていたところ、世の中には実にいろんな人がいることを今さらのように気付かされました。外国人に限らず、日本語が通じない人が意外なほど多いってこと。いや、そこそこ知恵のある老人でもデジタルに馴染んでないと、二重三重に大変です。逆に言えば、相手の語彙力に付け込んで、脳の老化具合を汲み取るアンテナを鍛えれば、いくらでもマーケットが広がるなと思いました。

国語力が低下した人たちのマーケットは、巨大なるビジネスチャンスでもあるのです。