都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

評決

弁護士が主役のドラマは、勧善懲悪のスタイルが分かりやすいので、ヒット作が多いです。

堺雅人の『リーガル・ハイ』、松本潤の『99、9』、織田裕二の『SUIT』なんかが有名で、ストーリーよりも主役の魅力で引っ張っている印象が強いです。正義の味方は、悪ぶっていてもカッコいい。

殺人事件が絡まないとしても、経済案件で不当に利益を得る悪代官的な構図は基本で、政治家や野心的な経営者、大手銀行、悪徳プロダクションなんかが舞台とされることが多いです。叩けばホコリが出やすい業態なんですね。

だけど、何と言っても多いのが、病院の医療過誤を題材としたものです。これは、表に出ていない事件がメッチャ多いと思います。

私も二年前に受診していた大学病院で、あり得ない処方箋を渡され、担当した薬剤師が異常に気付き、事なきを得たという経験があります。眼に直接塗布する薬でしたから、下手すりゃ失明でした。そもそもが、私の中での評価値が低いので、それほどには驚きませんでしたが、医師に命預けますなんて気には、一生なりません。たくさん診ていると、間違えることだってあり得る。信じない私は救われないのかも⁇

今日のBSプレミアムは、法廷映画として評判の高い『評決』(1982年)でした。

学生時代、映画鑑賞の趣味はありませんでしたから、ポール・ニューマンがどういう役者か知りませんでしたが、色気たっぷりでビックリしました。当時、57歳とのことですが、二枚目は佇まいが二枚目なんだと改めて思わされます。

ストーリーは、日本の弁護士ドラマの原型となるような展開で、分かりやすいことこの上ないものの、ポラロイド写真で画像が変化していく様子やピンボールマシンを落ち込んだ表現に使うなど、心理描写が美しく、味わい深い作品でした。

最後の終わり方も痺れます。57歳らしい、愛情表現です。