都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ムショラン三つ星

演技派と言われる役者は、驚いた時の表情に差が出ます。

往々にして、二枚目とされる男女の俳優は、それが出来ません。やらないのかもしれない。

形状記憶とも言える顔があるんでしょう。映り方を意識する日常。

ビックリしたら、普通は瞳孔が異常なほど広がります。元々、目が大きい人ほど、その落差を上手いこと利用します。

役者じゃないけど、西川きよしのイメージ。竹中直人も表情の作り方がお手本的に巧みです。堤真一なんかも、いいんじゃないかな。

で、女優です。役者じゃないけど、松本明子のイメージ。で、いるじゃありませんか?ビックリ顔の女王、小池栄子です。

この人、好きなんですよ。引き出しがいっぱいあって。『八日目の蝉』みたいなシリアスもいけるし、『鎌倉殿の13人』のような時代劇もできる。何よりコメディエンヌとしての実力が抜きん出ていて、三谷幸喜をはじめ、金子茂樹・宮藤官九郎など、一流の脚本家の絶賛を浴びています。

その彼女が主演するNHKの土ドラ『ムショラン三つ星』が面白い。一流レストランのシェフだった主人公が刑務所の栄養士で働く、そんなわけねぇだろうという漫画が原作のコメディなんだけど、適当にふざけつつ、適当に真面目なバランスが、絶妙です。本人は、さぞかし地頭がいいんでしょうね。長セリフをものともせず、そのことで一生懸命努力している様子をさりげなくアピールする感じ。真面目にふざける演技の真骨頂が、そこにあります。全五回だそうなので、あと三回。実に楽しみなのであります。