都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

幻の右

その昔、『ベルトクイズQ&Q』(TBS系列)というお昼の人気帯番組がありました。

今で言う『ひるおび』の時間帯です。昼間っからクイズですよ。基本、素人参加型で、特番の時に芸能人が出る形です。

出場者は二組に分かれて対戦。挑戦者は持ち点30点からスタートします。それぞれは持ち点の範囲内(10点単位)で点数を賭け、早押しで解答権を得て、問題に正解すればその賭け点分の得点が加算され、不正解や答えられなかった場合には、賭け点分が没収されるという仕組みです。昔は、素人参加のクイズ番組が多かった。海外旅行が珍しいってのもあり、情報源が百科事典なので、出題には事欠かないという社会背景があったように思います。

 

夏休みだったからですかねぇ、ある日のその番組に、ガッツ石松が登場しました。

今みたいにバラエティ番組がそんなに多くはない時代です。

それほどまでにキャラが立っていない彼が、それでは賭け点をどうぞとのMCの声に、いきなり「30点!」と切り出します。

いや、それだと一問目が不正解だと終わってしまいます。だから、そんなことを言う人は、過去には一人もいませんでした。天才なのかバカなのか?

今だったらそんなに驚きませんが、当時はビックリでした。真面目にコツコツが普通の時代でしたからね。型破りな人ってだけで、キャラが立ちます。30点が凄すぎて、その後をよく覚えていないけど、初手からのチャレンジは上手くいったようだというのが朧げな記憶です。

 

そういえば、幻の右という必殺パンチ、自分で言い始めたセンスはただものじゃないですよね。秘伝のタレみたいなネーミング。

冗談と本気の境目がよく分からない、魅力的な人でありました。

享年76歳。合掌。