全国の書店員の投票によって選ばれる出版物の賞レースが『本屋大賞』です。
今年は、朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』が選ばれました。
これは、結構影響を受けます。活字中毒であろう書店員のオススメですからね。
過去の大賞作品である『博士の愛した数式』(小川洋子著)『告白』(湊かなえ著)『舟を編む』(三浦しをん著)『かがみの孤城』(辻村深月著)『汝、星のごとく』(凪良ゆう著)なんかも読みました。女流作家が多いのは、書店員が女性であることが多いからなんでしょう。ミステリーでないストーリーは、いつもと違うツボを押しているような感じがして、新鮮です。
大賞とは別に、発掘部門というのがあって、これはジャンルを問わずにずっと過去に遡って、今思えば面白いかもしれないという推薦コメントがあったものを、実行委員会があえて選んだもの。なんとなく、古本屋で物色している気持ちになります。
それで、昨年の超発掘本として紹介されていた『ないもの、あります』(クラフト・エヴィング商會・ちくま文庫)を入手しました。
これは、実際にはないものをあるかのように紹介する商品カタログで、言葉の大喜利本なのです。
私が欲しいと思ったのは、「左うちわ」「思う壺」「転ばぬ先の杖」「冥土の土産」、いらないのは「他人のふんどし」「助け舟」「口車」「語り草」です。
いやぁ、120ページだけど、20分で読み終わりました。カタログなのでね。