都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

なんらかの事情

『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館新書)という本によれば、異国の人々が平仮名に接したとき「い」「に」「こ」「ふ」の字面が特に悩ましいんだそうです。それは、文字が空間に浮いているのに、違和感があるからだと言います。アルファベットの26字は、全て繋がってますからね。そういうの、我々は言われなきゃ気付きません。

 

岸本佐知子は、自身のエッセイ『なんらかの事情』(ちくま文庫)で、「め」と「ぬ」、「ろ」と「る」、「さ」と「き」が似ているとはしゃいでました。「め」は「ぬ」を自分の亜種だと思っているのに対し、「ぬ」は「め」を不完全品だと感じていて、両者は犬猿の仲なんだと。

今年初めに読んだ『ねにもつタイプ』で空想科学エッセイと分類した岸本佐知子ですが、いろんなものを擬人化させた上での論評は、お人形さんごっこの延長であり、すげぇなと改めて尊敬した次第です。蛙亭のイワクラ女史もこの流派ですね。見てる分には面白い。

これをさらに、人間に応用しているのが、友近とか中川家です。普通の人モノマネ。

なるほどねぇ。AIには遠く及ばない世界ですわ。勉強になりました。