都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する

もう戻って来ることはないのでしょう。

島田紳助のことです。

元々、60歳で仕事を辞めた上岡龍太郎を師と仰いでいましたからね。引退会見は55歳のときでした。お金はいっぱい稼いでいたようですから、むしろ悠々自適でその後の人生を楽しんでいることでしょう。

同じ申年生まれの私は、メッチャ影響を受けました。

生き方はともかくも、番組を通じてのいろんな発言は、独特かつ鋭敏で、ズシっと刺さるものが多かったです。芸能界に身を置きながらも学生時代の仲間を大切にし、一般ピープルの常識から外れることなく進んだのが成功要因だと思います。非常識なフリを装いつつも、常識ある答えを導くのがなかなかマネできないところ。嫁さんがしっかりしてそうです。

 

『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』(幻冬舎新書)は、ビジネス書としてのの名著です。自分が客として入った店が、どうだったという気持ちを細やかに描いていて、それを反面教材として、サービスの提案を繰り返します。

面白いなぁと思うのは、島田紳助が経営者の立場で言っているからです。それって、プロ野球ファンが自チームを応援しているのに似ています。

つまり、その中に入って一緒にやっていると、そんなにきれいごとでは片付かないって話。きめ細やかなサービスも、ずっと続けるのは難しい。

評論家の立場って、刹那刹那の正解を言っているのです。同じテイストで継続するのが大変だというのがプロの仕事なんです。

だから、マネージャーは現場に出ない方が良い。これ、私は自分が教育の仕事をしていて、散々味わいました。野球の監督は「代打、オレ」なんて言っちゃいけないんです。

それは、親御さんが子供を教育するのが難しいのと同じこと。ソファで横になりながら、勉強しなさいってのは説得力がない。

いや、本に書くのはアリです。こうするべきの「べき論」。そのために、自分は現場に出ないことです。そこが大事。

大盛りにする店は繁盛するでしょう。だけど、赤字でもそれをニコニコと続けられるかって話です。

いやぁ、理屈はよく分かっているのであります。