「この面白さで550円!」
というのがコシマキのキャッチコピーでありました。
中身は塩田武士の短編集『起点』(講談社文庫)です。
一話を50ページ前後に無駄なくきっちりまとめる技量は流石のプロ技です。
特に、最初の「小さい上司」が秀逸でした。どこにでもいるんですね、セコいサラリーマン。だけど、それぞれにはいろんな事情があって、そこのところも含めて許したり許されたりがあって…。こんな話が小説になるんですね。いやぁ、人それぞれ、いろんな事情を抱えて生きている。
189ページの四作品は、コインランドリーでの一気読みでした。
【テーマ】タイトル・時代性・学習性 15点
【文章技巧】読みやすさ・バランス 20点
【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 18点
【構成】つかみ・意外性・スピード感 19点
【読後感】共感性・爽快感・リアリティ・オススメ度 19点
【合計】91点