中学のとき、ちょっとだけ陸上部に所属しておりました。
このときのキャプテンが、100メートルを11秒6で駆け抜ける全国レベル。
性格温厚で、成績も常に学年上位と、まさにスーパースターです。
そういえば、短距離走の選手は、学業に秀でた人が多いように思います。
陸上に限らず、文武両道を実践している人たちは、練習時間が短い。
つまり、長けりゃいいってもんじゃないことが判っているような人たち、そんな気がします。
逆にいえば、勉強は時間がかかるってことですね。
少なくとも、授業中に寝ているようじゃ、ハンディがきつすぎます。
20分遅れて“たすき”を渡されるようなもの。
で、私の場合、長距離のグループにおりました。
この練習がねぇ、質より量なんです。とにかく走れ、と。
だから、やたらと練習時間が長くなる。そして、疲れる。
これじゃ、勉強しているヒマがありません。
正月に一番視聴率を稼ぐのが、箱根大学駅伝だそうです。
ここに出場してくる大学が、あまり知られていないというか…。
少子化の影響で、私立大学は生き残りをかけて、必死にPRします。
最近では、甲子園球場の看板も話題になっておりますが…。
駅伝も絶好の機会ですね、視聴率が高いから。
映っている時間が長く、用具にお金がかからないマラソンや駅伝は、投資対効果がいいってことです。
かつて大宅壮一氏は、そこらじゅうに大学が林立したことを揶揄して“駅弁大学”と言いましたが、今だったら何て言うんでしょうかね?