都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ショッキング・ブルー?

お店の主要な器である茶碗・刺身皿・小鉢には、萩焼のものを使っています。
これは、山陽小野田市に住む岩佐ゆく氏の作品で、通常薄茶色が一般的な萩焼の中にあって、水色を基調としているので、すぐに同氏の作品であると分かります。
本人は、空をイメージしているんだそうで、自宅の庭にはツリーハウスを作ってみたり、娘さんに宙子(そらこ)と名付けたり、何か一貫した流れのようなものを感じさせてくれる、いわゆる自由人であり、芸術家(ちょっと変わり者)なのであります。

ほかのお皿、例えば醤油皿・汁椀・一部の小鉢などは、100円均一なので、価格的にバランスが悪いのですが、同氏のお皿は違和感なく、他のお皿の価値を引き上げる、不思議な力を発揮しています。
そういうものに興味がある人は、必ず訊いてきます。

  「これ、何焼きですか?」

何となく高価なのは分かるけど、色合いが普通の萩焼と違うので、そんな風に尋ねてくるのでしょう。
説明すると、本当に嬉しそうに触りまくって一人頷いているのが、趣味の人ってことですね。
いろんな人がいて、それは面白いです。

食器だって、見る人は見てるんですねぇ。
人は意識していないものは見えない。
改めて、感じ入るのでありました。