友人の息子が二浪の末、早稲田大学に入りました。
なんでも、ラグビーをやりたいらしく、憧れのエンジと黒のジャージをイメージしながら頑張ったようです。
そうかそうか、そりゃぁ良かった。
超一流の組織には、いいものがいっぱい詰まってますからね。
大学というところは、人間を学ぶところだと思います。
ラガーマンの彼とは、それこそ彼が赤ん坊のころからの付き合いで、高校生のときには、当社のアルバイトスタッフとして手伝ってもらったこともあります。
そんな彼から、長文のメールでの入学報告をもらったので、お祝いをと考えて…
本を贈ることにしました。
私が大学生が読むのに相応しいと書庫から取り出した厳選20冊は、以下のとおりです。
『人を動かす』(D.カーネギー)
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)
『感動する脳』(茂木健一郎)
『農協月へ行く』(筒井康隆)
『小学生に授業』(河合隼雄ほか)
『大人の流儀』(伊集院静)
『落語的学問のすすめ』(桂文珍)
『ハゲ・デブ殺人事件』(つかこうへい)
『麒麟の翼』(東野圭吾)
『甲子園への遺言』(門田隆将)
『竹内流頭の鍛え方』(竹内宏)
『テロリストのパラソル』(藤原伊織)
『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)
『火車』(宮部みゆき)
『人は見た目が9割』(竹内一郎)
『もうひと押しができない!やさしすぎる人のための心理術』(ゆうきゆう)
『指導力 清宮克幸・春口廣対談』(松瀬学)
『日本の怖ろしい真実』(辛坊治郎)
『日本世間噺大系』(伊丹十三)
『行儀よくしろ。」(清水義範)
読書の効用は、語彙が増えることと想像力が鍛えられることです。
これは、最近感じるようになったのですが、同じ日本人でも、その人が持つ語彙量にはかなりの差があります。
例えば、広辞苑には約20万の言葉が収録されておりますが、そのほとんどを理解している人もいれば、5千語程度のレベルで喋っている人もいる。
そんな人同士が会話したとしても、なかなか話が盛り上がらないでしょう。
私が英語を喋ってるような感じ。伝わりませんか?
それは、考えをまとめるときにも障害になります。
つまり、言葉を持っていないと、知識が繋がっていかないわけです。
一般に「頭が悪い」ってのは、そういうことだと思います。
部品の良し悪しではない。
言葉に鍛えが入ってないということ。
アタマが良くなりたいのであれば、まず、ツールを揃えたほうがいいのであります。
「身体には鍛錬、心には読書」は、イギリスの随筆家ジョセフ・アディソンの言葉です。
超一流の切符を手に入れた彼には、心も鍛えてほしい、そう思っています。