これも久しぶりにお寿司が食べたくなったので、富山へは余裕を持って入りました。
前職で懇意にしていた仲間が責任者でいたこともあって、かれこれ10回ほど訪れたことがある富山県ですが、その都度、新鮮なサカナに喜んだものです。
今回は、駅近くの創業60年だという老舗へ。
めちゃくちゃ愛想がいい職人さんの前に座って、おまかせ3,150円のコースを頼みました。
白エビ→マグロ→カサゴ→サヨリ→キジエビ→カンパチ→アオリイカ→シマアジ→ニシバイ
→アカウニ→ムシアナゴ
の順で、次々に説明を加えながら登場します。
それはもう、包丁の入り方から違いますね。
職人さんの洗練された動きは無駄がなく、ほれぼれします。
だけど…
肝心の刺身の中に、新鮮さが感じられないものがありました。
今までだと、気づかなかったと思います。
困っちゃうな、身体以上に肥えた舌。
これまでワクワクしながら食べていたお寿司を、違った感覚で捉えるようになってます。
人は意識していないものは見えないと言いますが、味覚だってそういうようなところがある。
自分の中に、チェックポイントが増えているってことに改めて気が付いた次第です。
料理評論家になれるかも?
とはいえ、清潔な店内や選び抜かれた器の数々、人を逸らさないお客様との会話など、味以外でもたくさん楽しめるのが外食の醍醐味です。
やっぱ、ときどきは勉強に行かないといけませんね。
それにしても、うちのお店、日によっては一般のお寿司屋さんよりすごいもの出してます。
うーん、どれほどの人が気付いているんだろう??