都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

上手くいかないときは

飲食店を始める人は、美味しくてリーズナブルな価格の料理を提供すれば、評判も呼んで、お客さんがどんどんやってくると考えています。
みんな、そう。
だから、実際には料理がマズい店なんて、ほとんどありません。
美味しくって当たり前。
ところが、意外なほどに、すべての店が美味しいってことに気づいていない人が多いんです。
何故でしょう?
それは、味にうるさい人(飲食店を始めようと思っている人)は、欠点にばかり目がいくからです。
だから、他店を見るときには「大したことねーな」で、自分の店を見るときは、長所ばかりに目がいくので「ウチがヨソに負けるハズない」となるわけです。
これのよくないところは、反省がないため改善もない。
挙げ句、「素人は味がわかんねえから困るんだ」と逃げてしまう。
これが、パターンです。
横浜・中華街で四年間暮らしながら、十数店の撤退を目の当たりにし、学んだことです。


「負けに不思議の負けなし」は、野村克也氏のことばですが、これは飲食業にも当てはまります。
上手くいっていないときは、やり方を変えてみるってのが大事なこと。
不思議な勝ちを拾うためには、小さな工夫をたくさん重ねていくことだと思っています。