ずっとスポーツ新聞を買っていなかったので、値段を忘れてしまいました。
そう、カープが連敗を10で止めたのです。
長かったなぁ、15日間白星なし。
0対1で負けること4度。
今年は投手上位とはいえ、あまりにも貧打が続いています。
慣れるんだよね、この貧しさ。
そして、緊張感が解けて気づきがなくなり、鈍くなる。
コーチが「チャンスになると、ピンチだと思ってしまう」なんて言ってるんだから、まったくもう。
一流のアスリートとなるにはまず、メンタルを鍛えないといけませんね。
本日の一冊は『プロ野球「戦力外通告」終わらない挑戦編』(美山和也・加藤慶・田口元義共著・洋泉社)です。
ここには、最近までカクテル光線を浴びていた元プロ選手の六人が登場し、それぞれの人間ドラマをドキュメンタリーで描いています。
人生は80年、現役を終えてからのほうが長いですからね。そこで燃え尽きるわけにはいかない。
そのときに、どういう風に考えるかが、六人六色で面白いです。
巨人のエースだった入来祐作投手は、現在ベイスターズの用具係、三浦貴外野手は、教員免許を取るべく夜学に通いながらのトラック運転手。すごいなぁ。
自分のことは、過去からずっと振り返って見ることができるので、あれがああなっていれば、なんてことがいくつかあります。
だけど、他人はそんなにじっくり見ちゃいないわけで、ここにすれ違うギャップがある。
それと、首脳陣との相性も大きい。
「性格が悪いとダメだ」と言った大将のことばを思い出します。
そして、未練の度合いによって、その後の生き方が大きく変わるのがよーく分かりました。
真剣な生きざまは、胸に迫るものがあります。
この本、オススメです。