昔の家は、トイレが別棟にあったりして、冬の寒い中でも、わざわざ下駄をはいて、なんて造りもあったと聞いております。
水洗じゃありませんからね、いろんな意味で、母屋から離したほうが良いとの知恵でしょう。
で、今さらではありますが、男女トイレとの境目に扉を取り付けました。
お店の前身は、10年以上前からのうどん屋さんで、当時は男女兼用の和式が一つあるだけでした。
いわゆるファーストフードであり、チャッチャと食べて出て行く、そんな感じでしょうからね。
それほどに重視していなかったように思います。
しかしながら、今の時代、兼用はなかろうと『うみやま倶楽部』立ち上げのときに女性用を増設。
あわせて、双方共に洋式のウォシュレット付きとしました。
お代わり自由なんてやったせいもあるのでしょうか、お客様の使用率・滞在時間共に、当初から見ると上がっていったように感じています。
使用後に、トイレの窓を開けていった形跡を見るにつけ、「まぁ、いろいろだわな」なんて思ってました。
先日、東京からやって来た友人が、トイレに近いテーブルに座るなり、「臭うな」のひとこと。
毎日、当たり前のように過ごしていると、慣れてしまうんですよね、そういうの。
いや、これは聞き捨てなりません。
というわけで、遅ればせながらの対応でありました。
長所を増やしながら、欠点を補っていく。
かいぜんの日々は続きます。