都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

カープの美学

セ・リーグは、今日にも中日の胴上げが決まりそうですが、我がカープは早々と5位に定着し、今年もCS進出が夢と消えました。
巨人・大鵬・玉子焼きみたいに、強いものばかり追っかけていれば、嬉しいときの方が多く、人生が違って見えるんだろうななんて、ときどき思います。
この感覚、各駅停車しか止まらない駅に住んでいる住民に似ている。
特急や急行が通り過ぎるたびに、目が合わないよう下を向くんです。
ちょっと負けた感じ。

いや、そうですよ。
応援に行ったところで、負ける確率のほうが高いんですから。
だから、観戦するときは、少しポイントをズラします。
つまり、勝ち負けよりも、一つひとつのプレーを大事に観る。
部分的に飼ったのを素直に喜ぶんです。
三振を取った。ホームランを打った。ファインプレーが出た。
こういうのを目が肥えたファンとでも言うんでしょう。
えぇ、えぇ、カープファンは、選手に愛情すら感じているので、他球団へ移っても応援します。
野球そのものが好きなんですね。

というのが、『カープの美学』(宝島社)に収められた内容です。
著者の迫勝則氏は、広島国際学院大の教授で、地元テレビの野球コメンテーターとして知られています。
まぁ、こんな本、ファンじゃなければ何の意味もありませんが。
ファンからすれば、カープのことは何でも知りたいと、まぁそんなものです。

この本の中に、マーケッターとして興味深い一節に触れました。
それは、市民球場からマツダスタジアムに変わって、ビールの売上げが3.56倍に跳ね上がったということ。
ビールを飲む環境が整ったかららしいんです。
前席に取り付けられたカップホルダー、移動しやすくなった広いコンコース、キレイなトイレ。
何よりも球場全体のお祭り気分が、売上げを加速させているようです。

環境ねぇ。
これは、お店にも当てはまる理屈です。
いろいろ考えてみることにしましょう。