都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

への問題

以前、東京・聖蹟桜ヶ丘の駅前マンションに住んでいたときの話です。
私は最上階の14Fの角部屋で、見晴らしもよく、花火大会のときなんか、特等席として陣取れる絶好のロケーションでした。
しかしながら、急いでいるとき、エレベーターがなかなか来ず、途中でやたらと止まったりして、イライラするのがタマにキズではありました。
緊張しますよね、エレベーター。途中でキレいなオネエさんが乗ったりすると、じろじろ見るわけにもいかず、ひたすら通過階の表示板を見つめたりして。

それと、もうひとつ。
エレベーターが完全な密室であるため、いろんな香りを閉じ込めてしまうのです。
宅配ピザなんか典型ですが、香水だったり、整髪料だったり…。
ある日のこと、扉が開いて乗り込むと、そりゃあもうビックリ。トイレかと思いました。
そして、ほっこり温かい。出来立てって感じ。
そんなときに限って、11階から25歳OL風が。
乗り込むや否や、ハンカチを取り出して、避難訓練みたいになります。
私には目を合わせようとしません。最早、痴漢並みの存在感。
そんなときに限って、7階から親子連れが。
いやぁ、子供は正直というか、KYというか、自由というか。

  「パパ、臭いよ!なんでー?」

ピョンピョン跳ねます。
ミステリー好きとしては、犯人推理が当然でありまして、容疑者は二人。
だけど、一人はハンカチですからね。
自分でやっといて、臭がるという演技指導はありません。
それに、若い女性にこの匂いは合わないという固定観念
かくして、犯人は私ってことになるわけです。
いえ、親子はともかく、OL風は圧倒的にそう思っている。ほかにいないから。

だからねぇ、高層マンションなんて住むもんじゃありません。
地震よりも、「への問題」が解決不能なので。


辺野古だってそう。
言ったのは、前々任者ですから。
って、そんな感覚じゃないのかなぁ。