清武の乱の報道で、改めてナベツネ支配の恐ろしさを感じました。
当初、スポーツ記者からの逆風を想定済みだった清武氏は、会見の場所を文科省に移して、各社の社会部を動かそうとしたものの、宿敵朝日新聞以外はどうもノリが悪い。
テレビも同じで、テレ朝以外の取り上げ方が、どうも鈍いんです。
日テレ系列は当然として、TBS系列は球団売却で頭が上がらない。フジテレビもニッポン放送事件で借りがあるような…よく分かりませんが、何となく圧力がかかっているような。
そもそも、マスコミのトップは仲がいいんです。
互助会的な匂いがプンプンします。
叩けば埃が出るのは、お互い様ですからね。
インテリが作ってヤクザが売ると言われる新聞業界は、拡販をめぐるドロドロした話が臭いモノにフタだってことでしょう。
押し紙の一点において、戦友なのであります。
そこで、今度は海外のメディアに訴える作戦に出ました。
それが、外国人記者クラブでの会見理由です。
これについても比較対象としたオリンパス・大王製紙の引用が的確でなく、今ひとつ冴えない反応に終わりました。
しかしながら、変幻自在な問題提起のやり方は、流石に知り尽くした業界人ならではで、さぞかし球団トップも目をむいているでありましょう。
コーチを守ると言いながら、実名を出して、バンバンと返り血を浴びせるあたり、最早、“メチャぶつけ”みたいになってますが、それでも狙いはドンの首ひとつってこと。
本人は九州のサムライの子孫だと思ってますからね。
清い武士。
怖いんだなぁ。