都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

コールドリーディング

このあたりは電波が悪いので、AMラジオはほとんど受信できません。
だから、通勤の車中で聴くのは専らFM山口でして、帰りの時間帯にやっている『スクールナイン』は愛聴しています。
先日は、不思議な企画で、ゲッターズ飯田という元お笑い芸人が自称占い師として登場し、リスナーの相談に乗っていました。
名前と生年月日を聞いて、悩み事を言うって流れですが、実際にはその人の喋り方やうなづき方、発する内容によって、確認できることが多いのです。
たとえば、ちょっと自慢げに「先生から指名されて生徒会をやっている」と聞けば、「あなたは権威に弱い」となり、「トラックの運転手をやってるけど転職したい」という男の喋り方がぞんざいなのを聞いて「職人向きなので、何か技術を身につけるといい」となります。
会話をかぶせてくる人へは、「他人の話に耳を傾けるように」だし、女性であれば、「本当は優しい気持ちがあるのに、なかなか口に出して言えない」なんて言ったりします。誰にでも当てはまるので。
飯田氏とリスナーのやり取りをDJがフォローするので、余計に当たっているような感じになる。
うーん、暗示的な企画でありました。


外観や言動を観察して、相手のことを言い当てる手法を“コールドリーディング”と言います。
これは、心理学であって、占いではありません。
だけど、いわゆる霊能者といわれる人たちは、そういうテクニックを極めています。
だから、相手を観察しているときに、目玉がギュルンギュルン回ってたりします。
声からの観察は、仮説の積み重ねで虚像を実像に近づけていくやり方。
「ワァ、スゴい、当たってる!」なんて言葉を引き出したら、これやっちゃダメ、ああするといいなどと、思うがママにするのです。
怖いねぇ。
占いを信じすぎる人は、私はダマされやすい(他人を信じやすい)ですよと言ってるようなもの。
簡単だねぇ。