ジャイアンツが苦しんでいるのは、いい選手が多過ぎて起用を巡る葛藤が生じ、結果として選手のプライドを傷つけるってことにあります。
小笠原に七番を打たせ、当たりが出ないとベンチに下げるなんて、ほかのチームでは考えられません。
東野や越智だって、ちょっと失敗すると、見向きもされなくなる。
そういうことの繰り返しで、チームに一体感は生まれないのです。
それぞれの役割がハッキリしないために、自分のことしか考えなくなる。
場合によっては、「失敗しろ」なんて思ってたりします。
そして、もう一つ。
大胆な若手の抜擢ができません。
選手には、それぞれ旬の時期があり、それを逃すと、どんどん平凡に成り下がっていくのです。
太田・藤村・松本・橋本…なんだかねぇ。
それと対照的なのが、広島カープです。
代わって出る選手がいないから、結果が出るまで辛抱する。
その結果、丸であり、白浜であり、松山であり…そして、堂林です。
本日、阪神戦でプロ入り第一号をバックスクリーンに打ち込みました。
去年、二軍でも.208でホームラン1本しか打たなかったのに、連日試合に出ることで、一気に開花しました。
我慢を続けているのが、外国人のニックについてもしかり。
これが爆発したら、手がつけられなくなるんだけど、可能性はありますよ。
ダメでも使い続けるから。
こういうの、原監督はどう感じているのでしょう?
感じないんでしょうね。
また、考えてますよ。
松井、戻って来ないかなぁって。