都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

苦渋の選択

水曜の夕刻から一泊二泊で従業員慰安旅行に行ってまいりました。
場所は、大分県の九重・長者原温泉郷。
九州・山口に大きく展開するスーパーの直営コテージです。
できたばかりということもあって、露天風呂付きの部屋はゆったりと快適でした。
料理については、刺身とステーキの素材に若干の疑問符がつくものの、それ以外は見た目やサービスも含めてほぼパーフェクト。
調理人の技術の高さを堪能してまいりました。
同業者として、見習うべき点がたくさんあり、収穫が多かったです。

二日目は、九重“夢”大吊橋へ。
この橋は、長さ390メートル、高さ170メートル、幅1.5メートルと日本一の人道大吊橋で、橋の上からは『日本の滝百選』に選ばれた“振動の滝”をはじめ、雄大な景観を拝むことができます。
で、渡橋料の500円を支払って、前へ…。

ビックリです。
水はけ対策でしょうか、小さな格子状の鉄枠があって下界が見える。
みんなが歩くせいなのか、橋全体が微妙に揺れているのが分かるんです。
風も結構強いし…足がすくみます。
100メートルほど行って、戻ろうかとも思いましたが、そんな人はいません。
しかも、立ち止まったほうが、揺れている実感が高まるのです。
それで、やむをえず前へ。

うーん、こんなとき地震が来たら、頭がおかしくなるでしょうね。
後で聞いたら、震度5まで大丈夫だとか。
なんか、大飯原発のように思えてきました。
これは、まずいんじゃないか?

この橋を制服を着込んだ警備員のような人が、5、6人で行ったり来たりしています。
もしやと思い、聞いてみると、万が一に備えて巡回しているんだと。
いろんな人がいますからね、一日に千人が通るとして、10日で万が一です。
だから、巡回。
世の中には、いろんな仕事があるもので、高さ170メートルの吊橋を行ったり来たり、黙々と歩き続ける仕事です。
多いときで5万歩を超えると言ってました。
歩幅40センチとして、200万センチだから20キロです。
つまり、この恐ろしい橋を一日に25往復するんだと。
うーん…
いろんな仕事があるねぇ。