都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

就職難

今年のプロ野球は、大物選手の引退が相次いでいます。
小久保(ソフトバンク)金本・城島(阪神)石井(広島)今岡(ロッテ)北川(オリックス)マイケル(西武)…田口(元オリックス)もそうだし高津(元ヤクルト)もそう。
ちょっとしたブームです。
華やかな選手の陰で、引退試合などもなく、そっと消えていく選手も大勢います。
数年前までは、テレビやラジオの中継が多かったので、評論家の道も開けていましたが、最近はグーンと減って、契約金も低落傾向にあるため、コーチスタッフへの売込みが多くなっているようです。
その結果、球団に対して従順な選手が増え、職人というよりも、サラリーマンっぽい人が多くなっているように思います。
つまり、選手を見ずに、上の顔色を窺うようになってきた。
悲しい現実であります。

野球界には、プロアマ交流の高い壁があって、引退後、高校野球の指導者になるためには、教員免許の取得と『2年間の実務経験』が必要となっています。
したがって、そこそこの素質(つまりは学力)と時間(つまりは扶養家族が邪魔しない?)がなければ、そういう道を諦めざるを得ない。
これは、問題なんだなぁ。
なぜって、野球選手はつぶしが利かないから。
ちゃんと勉強してませんでしたからね。
そういう人が、ふらふらしているのに目をつけて、よからぬ輩がやってくるってことだってあるのです。
本当は、プロ野球経験者こそ、高校野球の指導者に相応しい。
なんといっても説得力があるし、知り合いには憧れの人が繋がっているハズですから。

では何故、簡単に門戸が開かれないのか?
それは、現場の監督たちからすれば、職場を奪われることになるからです。
既得権益の壁は、こんなところにもあるのでございます。