都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

パワハラ①

オリンピックの柔道で金メダルを獲った石井慧選手が、優勝直後のインタビューで「オリンピックのプレッシャーなんて斉藤先生のプレッシャーに比べたら、屁の突っ張りにもなりません」と発言していたのは、記憶に新しいところです。
当時21歳。選手としてのこれからが期待されていたところ、二ヵ月後にはあっさりと総合格闘家への転身を表明。
莫大な契約金に目が眩んだと思っていましたが、それほど単純じゃなかったようですね。

そんな彼が、リオデジャネイロ五輪には、アメリカ国籍を取得して、柔道に復帰する考えを持っていると言います。
つまり、日本代表には戻りたくないということでもありましょう。
そうした事情が、このたびの女子選手による監督告発問題から読み取れました。
体罰的なものが許される体質は、相撲界にも通じるものがあります。
男子柔道の場合、もっとすごい可愛がりの世界であり、それから見れば、女子はまだまだ甘いなんて、いまだに上層部は考えているのではないでしょうか。

その一方で、監督の奥さんは、五輪金メダリストの阿武教子だと言います。
あれっ、もしかしたら、この男は職務に忠実なだけで、悪気はないのかも?
いえね、職場結婚の場合、冷静に見られてるんですよ、仲間うちの評判。
だから、この監督が、特別なサディストで馬鹿丸出しってわけでもないような気がする。
いけないのは、そういう空気こそをよしとする文化だと。

15人もいるからと、告発側を一方的な正義とするのにも、違和感を覚えています。
何故って、全員じゃないから。強化選手59人中の15人。
体罰うんぬんよりも、平等な扱いでなかったことがこうした問題に発展したと睨んでいます。


スポーツの場合、女性の監督は女性であるべきだと思うんだけど、違うかなぁ??