都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

鉄人

フジテレビが二匹目のドジョウを狙った『アイアンシェフ』は、アッという間にポシャッてしまいました。
10年前と同じやり方が通用するほど世の中は甘くありません。
いつも勝ってる白鵬にドラマが生まれないのと同じようなもので、水戸黄門ですら終わらざるを得ない、そういう時代なのです。
だから、優秀な料理人を探すんじゃなくて、作って欲しかった。
つまり、コンピュータです。
万能調理マシン『味平くん』みたいな。
美味しさを数値化させて、それをプログラムに組み込んでいく。
具体的には、よく分からないけれど、できると思います、そういうの。


週末に、プロ棋士とコンピュータの五番勝負『電王戦』が始まりました。
長い修行を経て、ライバル達を撃破してきたプロの将棋指しが、コンピュータと戦うのです。
何でもプログラムの開発者は、自分で指すと目茶苦茶弱いんだと。
そんなもんですかねぇ。
そういう人が、理屈を突き詰めていくと、化け物みたいに強いマシンを作れるって。
何でも、局面の有利不利をいろんな要素を数値化することで判断し、あらゆる可能性を計算して、一番点数の高い手順を選ぶんだそうです。
うーん。
コンピュータがビックリするようなところから仕掛けてきて、緊張が走りましたが、どっかに穴があったらしく、とりあえず一回戦は大差で人間が勝ちました。
機械は、力を溜めるような指し手ができず、直線で向かってくるので、受けを間違えなければ、なんとかなりそうです。今のところは。

それにしても、指し手に感情がないってのは、不気味なものでありました。
人間と違って、悔やんだり焦ったり諦めたりしないのは、長所なんでしょうね、やっぱり。
こういう闘いで、コンピュータのほうを応援していた人って、気持ち悪いと思うのは、私だけでしょうか??