都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

電王戦①

コンピューターとプロ棋士の五番勝負は、その後人間が連敗して、本日カド番を迎えました。
機械は感情がないので、まずいと思ったような手でも引きずらず、電源が確保されている以上、スタミナが衰えることなし。
腹が減ることがなければ、トイレへ立つこともない。
将棋の実力としては、人様に分があるものの、そのほかの面で人間の持つ弱さがないってところが大きなアドバンテージだと改めて気付かされました。
野球だって、感情のないロボットがやったらすごいだろうなんて思ったりします。
プレッシャーねぇ。
これは、人間の人間らしいところであると共に、弱点でもあるわけです。

そして、第四局。
コンピューターが全く隙のない指し回しで、あり得ないほどの大差となりました。
ここで、人間(プロ九段)は、奥の手を考えたのです。
それは、

  相手の王様を無視して、ひたすら引き分けを目指す

ってことです。
将棋では、お互いの王様が相手陣地へ入り込み、周囲に味方を引きつけてしまうと、どうにもならなくなります。
その場合、持将棋と言って、彼我の駒数(点数)を確認しますが、24点を確保できれば引き分けに持ち込むことができるのです。
それで、どうやらコンピューターにはそこまでのプログラムがされておらず、ある一線を超えると、目的を失って、無意味な指し手を繰り返すばかりでした。
そのことで、奇跡的な追い込みに成功し、見事に引き分けに持ち込んだのであります。
内容的には、最後のほうはグダグダでしたけど、とにかくプロがメンツを保ったのです。

うーん、こういうことがあるのか。
確かに、人間にはスタミナ面とかメンタリティとか、どうにもならない弱みがある。
だけど、根性がある。
そう、根性、プライドなのかもしれないけど、そういうのって、機械には絶対ないからなぁ。
いやぁ、すごい闘いを見させてもらいました。