都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

土佐日記

「まったくもぉ、女性用ってのが分からないんですかねぇ?」

トイレから出てきた従業員の機嫌が悪い。
当店の厠は二つあって、男女に分かれた表示をしております。
赤いのと青いのが記号になってるアレですね。
中に入ると、男性用の小便器などは存在せず、造りは同じなので、違えたとしても別に大きな問題じゃないんだけれど、なんとなく気分が悪いのは分からなくもありません。
一緒なんですけどね。
で、男性が誤って女性用を使用した場合、痕跡が残ってしまいます。
つまり、便座のフタが開いているってこと。
この状態って、女子はイヤみたいですよ。
発見した女性は、まるで名探偵になったように、軽く興奮する、そういうもんです。

先日、トイレから出てきた女性のお客様が、連れの女性にこんな話をしておられました。

  「トイレに“つもりちがい十か条”というのが貼ってあったの。高いつもりで低いのが教養。  低いつもりで高いのが気位。深いつもりで浅いのが知識。浅いつもりで深いのが欲望ですっ   て。面白いわね」

この紙は、岩国の妙栄寺というところから100円で買ってきたものです。
このあと、厚いつもりで薄いのが人情。薄いつもりで厚いのが面皮。強いつもりで弱いのが根情。弱いつもりで強いのが自我。多いつもりで少ないのが分別。少ないつもりで多いのが無駄…と続きます。
だけどねぇ、この紙は男性用のトイレにしか貼ってないんです。
そうか、そうか。勘違いに男女性差はないわけですよね。


うーん、ちっちゃい女性タレントが自分の家のベッドに夫以外の男性を連れ込んだとの報道がありましたが、同じことなんだなぁ。
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。とさ!?