都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

捨てる力

この人の場合、大学へは行っていません。
高校だって、進学校じゃないし、成績もそれほど良かったわけじゃない。
だけど…
我が国におけるトップレベルの頭脳の持ち主でありましょう、羽生善治
それは、天才揃いの将棋界における圧倒的な勝率からもそうだし、各界著名人とのやりとりを見てもそう、著作物の中で自説を開陳してますが、これもまたスゴい。
何をどうやって学んでいくかは、いろんなアプローチがあるのだなと感心してしまいます。

最新の著書『捨てる力』(PHP文庫)では、天才の考え方を惜しみなく披露しています。
その中で、「頭がよくなる方法は、使い続けること」だとしています。
使っている筋肉が衰えないのと同じだと。
うーん、理屈はそうかもしれないけど、使い続けるってところが才能なんだなぁ。
頭の体力(持久力)は、10歳ごろに出来上がってしまうもの。
普通は、それを勉強という形で身につけるんだけど、将棋指しは将棋を極めようとすることで、その持久力をモノにします。

捨てるだけのものを持ってないと、捨てる力以前の話なのであります。