私の母は、小森のおばちゃんほどじゃないけど、映画中毒で、しょっちゅう映画館に通っておりました。
当時は、ベビーシッターサイトもなかったので、2歳上の姉と一緒に強制連行されていたのを思い出します。
幼稚園に通いだしたころ。
それでも、邦画だったらいいんです。
そこそこ内容が分かるから。
しかしながら、洋画はきつい。
字幕が読めないので、ひたすら映像を追うんだけど、うーん。
限られた材料を集めて、想像力を全開させます。
物心ついて、最初に観た記憶はジョン・ウェイン主演の『アラモ』です。
壮大なスケールで繰り広げられる戦闘シーン。
いえ、もちろん主役が誰だって識別できる次元じゃありません。
だけど、不思議と覚えているのが、哀愁漂う主題歌です。
『遥かなるアラモ』。
こういうのは、残るんですね、音楽のチカラ。
覚えているような、いないような。
改めて調べてみると、アメリカによるメキシコからのテキサス州の強奪ってことで、移民させて既成事実を作ってから、侵略するのがこの時代の生き方。
日本が満州に進出したのも、そういう事例にならったような話です。
ですからね、ロシアがクリミアを編入決議したとしても、それは渡辺喜美が猪瀬直樹を批判するようなもの、って見方もあるんですよね。
原爆を落としても謝らなくていいのは、戦争に勝ったから。
そんなアメリカのジャイアン性が薄まると、やったもん勝ちになる恐ろしさがあるのでございます。
周辺国のみんな、マネしちゃダメよ!?